「球詠」のレビュウ
「神仏照覧」
[作品の概要]
見た目はカワイイ、中身は割とガチな女子野球漫画。
作者:マウンテンプクイチ
出版社:芳文社
[ジャンル]
スポーツ
[感想]
ストーリーとしては、中学で野球をやめたはずの主人公、武田 詠深(よみ)が
山崎珠姫(たまき)と再会し、もう一度野球を始める、というストーリー。
女子高生がキャッキャと野球をやる漫画、ではなく
戦術や打席毎の狙いなどもしっかりと描かれているのが野球好きから見てもぐっど。
イラストもキャラは可愛く描かれているが、ふとももなどの筋肉の描かれかたが、ほんとに素晴らしく筋肉っていう感じ。
エグイボールが飛んだ時の黒いエフェクトも迫力があるし、決定的なシーンなどの絵もかっこいい。
特に好きなシーンとしては、3巻の大村の打席、6巻の中村の打席、そして8巻の息吹の打席がとくに好きです。
(詠深が地味にヒドイ発言をするのも好き)
チームのメンバーも一癖も二癖もある人物が揃っている。
魔球(ナックルスライダー)を投げる主人公 武田 詠深、
双子の妹、作戦参謀にしてマネージャーの 川口 芳乃、
双子の姉、野球経験ゼロだが相手のフォームをコピーできて、選球眼の良い 川口 息吹、
良いピッチャーがいるとすぐに勝負を申し込む安打製造機 中村 希、
剣道で全国優勝したので野球を始める剛の者、大村 白菊
などなど。
野球が好きでかわいいキャラが好きなら間違いなくお勧めできる
良い漫画です。
1-8巻読了
以上。
「スレイヤーズ」のレビュウ
「悪人に人権はない!」
[作品概要]
美少女天才魔道士リナ=インバースが旅先で巻き込まれる事件を
時にコメディ、時にシリアスに解決する痛快ファンタジー。
著者:神坂一
イラスト:あらいずみるい
出版社:富士見書房
[ジャンル]
ファンタジー
[感想]
いわずと知れたライトノベルの名作。
初めて読んだのは小学生の頃だったが、今読んでも面白い。
最近18年ぶりに新刊も刊行されている。(まだ読めていない)
面白いポイントは主人公リナ=インバース。
リナは十代後半の黙っていれば美少女、にもかかわらず登場シーンからヒドイ。
1巻の最初は盗賊に襲われるシーンなのだが、襲われる理由が、
盗賊の根城に火炎球を放ち、金目のものを奪ったからという理由。
そこで出るのが冒頭にも記載した「悪人に人権はない」というセリフ。
リナは世間でも盗賊殺し、ドラゴンもまたいで通る、などと有名。
その後も困ってる人からの頼みも報酬が安いとやる気がなかったり金にガメつい。
物語の中では魔族といった人間より格上の存在と戦うことも多いが
魔法の腕だけでなく、機転を利かせた戦いも多く
力押しでもないところも読んでいて気持ちがいい。
本編ではガウリィという20代前後の金髪のイケメン超人剣士と旅をするが
ガウリィは登場後はまだ若干頭がよくない程度だったが、旅を重ねていくごとに
頭脳労働を放棄し、リナに任せることになる。
そこでリナからは脳みそスライム、クラゲなどと散々な言われよう。
ただ、勘は鋭くリナなども気づかなかったことを気づいていたりもする。
そんな2人のシリアス有りの珍道中、まだ読んでいない人には
ぜひともおすすめしたい1冊。
(外伝は本編前の旅、ガウリィ以外にキャラが相棒?になるが、そちらはコメディ色強め)
本編1-15巻、外伝1-30巻読了。
以上