太一郎レビュウ

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「悪人に人権はない!」

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[作品概要]

美少女天才魔道士リナ=インバースが旅先で巻き込まれる事件を

時にコメディ、時にシリアスに解決する痛快ファンタジー

 

著者:神坂一

イラスト:あらいずみるい

出版社:富士見書房

 

[ジャンル]

ファンタジー

 

[感想]

いわずと知れたライトノベルの名作。

初めて読んだのは小学生の頃だったが、今読んでも面白い。

最近18年ぶりに新刊も刊行されている。(まだ読めていない)

 

面白いポイントは主人公リナ=インバース。

リナは十代後半の黙っていれば美少女、にもかかわらず登場シーンからヒドイ。

 

1巻の最初は盗賊に襲われるシーンなのだが、襲われる理由が、

盗賊の根城に火炎球を放ち、金目のものを奪ったからという理由。

 

そこで出るのが冒頭にも記載した「悪人に人権はない」というセリフ。

リナは世間でも盗賊殺し、ドラゴンもまたいで通る、などと有名。

その後も困ってる人からの頼みも報酬が安いとやる気がなかったり金にガメつい。

 

物語の中では魔族といった人間より格上の存在と戦うことも多いが

魔法の腕だけでなく、機転を利かせた戦いも多く

力押しでもないところも読んでいて気持ちがいい。

 

本編ではガウリィという20代前後の金髪のイケメン超人剣士と旅をするが

ガウリィは登場後はまだ若干頭がよくない程度だったが、旅を重ねていくごとに

頭脳労働を放棄し、リナに任せることになる。

そこでリナからは脳みそスライム、クラゲなどと散々な言われよう。

ただ、勘は鋭くリナなども気づかなかったことを気づいていたりもする。

 

そんな2人のシリアス有りの珍道中、まだ読んでいない人には

ぜひともおすすめしたい1冊。

(外伝は本編前の旅、ガウリィ以外にキャラが相棒?になるが、そちらはコメディ色強め) 

 

本編1-15巻、外伝1-30巻読了。

 

 

 

以上